歯列矯正を調べるとメリットに関しては沢山の情報が出てくると思いますが、デメリットはそれに比べると情報が少ないのではないでしょうか。
僕は、何か物を買ったり、何かするときはメリット以上にデメリットが気になります。ある程度のデメリットを知った方が却って安心します。利点だけが語られていると、どこかうさんくささを感じてしまいます。
特に歯列矯正といった金額的にも時間にも負担が大きいものに関しては、デメリットは絶対知っておきたいことです。そこで、今回は歯列矯正を受けるに当たって考えられるデメリットを5つあげていきます。
勿論、これは歯列矯正を否定するためではなく、マイナス面をしっかり理解することで後悔なく、また安心して治療を受けるためです。
歯列矯正におけるデメリット
①高い金額がかかる
歯列矯正には、色んな方法がありますが、平均的な相場としては100万前後かかります。下手すれば車一台買えてしまうような金額です。歯の状態によってはもっと安くなる場合もありますが、それでも最低20~30万程度はかかると思います。
以前紹介したように色んな治療費の支払い方法があるので、すぐに大金がなくても歯列矯正を始めることはできますが、安くない金額であることは間違いないです。
②痛みがある
歯列矯正にはあるゆる痛みが伴います。これはワイヤーを使った矯正であってもマウスピース(インビザラインなど)矯正であっても同じです。痛みの度合いでいうとマウスピーク矯正はワイヤー矯正よりは少ないと思います。
また、矯正によって歯が動く痛みだけでなく、矯正のための抜歯後の痛みや矯正器具が歯に当たることによる痛みなどもあります。口の中を守るためのワックスと呼ばれる保護材である程度対策はできますが、痛みに対してはそれなりに我慢する必要があります。
矯正治療に伴う痛みについて詳しく別記事で書いているので、良かったらそちらどうぞ。
③不快感がある
付ける器具によっても変わりますが、特にワイヤーを使った矯正(ブラケット矯正)の場合、食事の際に矯正装置と歯に食べ物がつまりやすく、不快感が強いです。
またマウスピース矯正(インビザラインなど)であっても装着時に多少の違和感があります。
④面倒である
ブラケット矯正の場合は先ほども言ったように、食べ物が非常に歯につまるので、入念に歯磨きをする必要があります。また、1か月程度の頻度で調整が必要となるので、忙しい社会人にとっては予定を合わせるが面倒。
マウスピースの場合は通院の回数は少なく済みますが、食事や歯磨きの度にマウスピースを外さないといけないので、外食している時などは特にマウスピークの付け外しが面倒に感じると思います。
⑤見た目の変化
見た目でのデメリットは2つあり、1つ目は矯正装置が目立つということです。ただ、これはマウスピークではそこまで問題にはならないでしょう。
2つ目は治療後の見た目の変化について、治療法によって矯正後に出っ歯になったり(歯を抜かずに歯を並べるとスペースが足らず全体的に歯が前に出てきてしまうことがある)
歯に隙間ができ食べ物がつまりやすくなる、また人によっては頬がこけたような顔になってしまうということです。
見た目の変化は一見メリットしかないように見えますが、こういったマイナス面もあります。
じゃあ歯列矯正はやらない方がいい?
ここまで色々デメリットを語ってきましたが、それらは正しい位置に歯を動かすためには必要なことであり、またデメリットのほとんどは歯列矯正期間中に限定されるものが多いので、ある程度の期間我慢すれば、あとは悩むことはなくなると思います。
また、見た目に関しても多くの場合は歯が綺麗に並ぶことで、引き締まった表情になったり、噛み合わせの改善によって頭痛や肩こりが改善されることもあります。
さらに、誰しも歯列矯正の有無に関わらず、加齢により顔が多少なりとも変化しているので、歯列矯正による変化だと思っているのが、実は単なる老化によるものということもあると思います。
おそらく、今このページ見られている方はメリットに関しては、すでによくご存じだと思うので、これぐらいにしておきます。
というわけで、僕は上記のデメリットを理解した上で矯正スタートし、今のところ全く後悔もなく治療を続けているので、デメリットの内容を理解した上であれば、歯列矯正をすることは是非おすすめします。
では、今回はここまでとなります。
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