皆さん、口ゴボという言葉を聞いたことがあるでしょうか。おそらく、女性の方は知っている方が結構いるのではないでしょうか。SNSでもよく話題になっている言葉だと思います。
もし聞いたことがなくても、なんとなく名前から想像できるのではないでしょうか。今回はその口ゴボについて簡単に説明していきたいと思います。また、矯正で直すことはできるのかにも触れていきたいと思います。
口ゴボって何?
口ゴボとは上記の写真を見てもわかる通り、口元が前に突出している状態を指します。
一見すると単なる出っ歯にも見えますがが、口ゴボの場合は前歯が出ているというよりも歯茎自体が突出している状態です。
この状態になっていると口元がだらしなくなり、顔全体に締りのない印象を与えがちです。
口コボの何がダメなの?
口ゴボは見た目だけではなく、健康面において問題があります。口ゴボの人は口を閉じにくいので、口呼吸になりやすく、それによって外気に含まれるホコリやウイルスがフィルターのある鼻を通らず口に直接入るので、喉を傷めやすく、結果的に風邪をひきやすくなります。
さらに、口が開いていると、口内が乾燥し、そのことによって殺菌効果のある唾液が少なくなり、虫歯になりやすくなったり、歯周病にもなりやすくなり、おまけに口臭まできつくなります。
口ゴボは治らないの?矯正するしかない?
ここまで、口ゴボの問題点をたくさんあげましたが、では改善する方法ないのでしょうか。それは鼻呼吸を意識することです。”鼻呼吸ができない=口呼吸になる”ということなので、鼻呼吸ができれば自然と口呼吸となり口の突出を少しでも抑えることができると言われています。
といっても、僕の場合ように鼻炎持ちでよく鼻が詰まる人にとっては、なかなか鼻呼吸するのが難しいのも事実です。なので、今まで鼻呼吸を意識してこなかった人にとっては気休め程度に効果があるかもと考えた方がいいかもしれません。
なので、僕のように重度の口ゴボの場合は抜歯を伴う矯正治療で歯茎自体を奥に引っ込める方法が一番効果的な方法だと思います。逆に非抜歯矯正の場合は、スペースがないところに歯を並べていくので、矯正後に口元が突出しやすいようです。
アンカースクリューを使うと尚効果的なようです。(2019年5月追記)
いわゆる口元の突出(口ゴボ)は矯正歯科治療でアンカースクリューを併用すると抜歯スペース丸々引っ込めることも現在は可能です。手術のセットバック(歯槽骨切り)より優れている点はいくつかありますが、最大のメリットは患者さんの好みを聞きながら患者さんと共に後退量をコントロールできることです。
— Atsuo Kudoh (@atsuokudoh) 2019年2月20日
単純に考えてもスペースを作って、ワイヤーとネジ両方の強い力で大きく動かせば、大幅に歯を動かせるのがイメージできますね。
口ゴボが治ると美人の象徴Eラインが?!
皆さん、Eラインというものを聞いたことをありますか。これは元々アメリカ矯正歯科医ロバート・リケッツによって名付けられたもので、Eとはエステティック (esthetic) からきており美的という意味です。要するに、Eラインは美のラインということです。
ラインの引き方は鼻の一番先から下あごまで、唇がこの線上、もしく少し内側に来るのが綺麗な横顔とされています。
顔の印象を決めるものとして目もよく挙げられますが、目の場合は化粧である程度印象が変わりますが、口元だけは化粧では大きく変わらないので、見た目においていかに口元が大事な部分かということがわかると思います。
ちなみにアジア人は遺伝的に欧米人と比べると口ゴボ気味の人が多いようです。また、アジア人は欧米人に比べて比較的鼻が低いので、綺麗なEラインが出にくいです。
つまり、綺麗なEライン出す方法としては鼻を高くする、もしくは口元を引っ込めるしかないというわけです。鼻の場合は整形になりますが、口元は矯正で治すことができます。
元AKBの指原梨乃さんも歯列矯正で口ゴボが治り綺麗になったと話題になりました。丁度、3日程前に裏側の矯正が終わったことを報告をされています。
2年半くらい裏側でやっていた歯の矯正の装置を外しました!✨
テレビをみていて私の喋り方に違和感を感じる人が多かったと思うんですけど…やっとスラスラ喋れます☺️(慣れるのにまた時間がかかりそうだけど…)
歯を出して笑うのが苦手だったので…先生方に本当に感謝です✨
やった〜☺️ pic.twitter.com/VmWWANNpt5
— 指原 莉乃 (@345__chan) 2018年11月27日
さらに綺麗になってますね。
最後に僕の横顔も載せておきます。矯正終了後のビフォーアフターも兼ねて。
横から見ると、意外と口ゴボというより顎が下がっているだけのようにも見えます。まぁどちらにせよEラインとやらは出てないので、矯正終了後にはどんな変化があるのか楽しみです。
では、今回はここまでとなります。
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