こんにちは、かえる(@arasahablog)です。今までこのブログでは、歯の矯正を中心に歯に関する事のみ書いてきましたが、
今回は番外編ということで、ヘアタトゥーというものを体験したので、その紹介をしたいと思います。
ヘアタトゥーって何?
ヘアタトゥーとは、薄毛で悩む人に対してコンプレックスを解消するための技術で、海外ではスカルプマイクロピングメンテーション(Sculp Micropigmentation)と呼ばれています。直訳すると頭皮の小さな色素沈着。
要するに頭皮に、毛穴や毛を模倣した小さなタトゥーを入れることで毛の無い部分にあたかも毛が生えているように見せるというものです。
日本でも、眉毛であればアートメイクという形で消えない眉毛をデザインするというのは知っている方がいるのではないでしょうか。その髪の毛版です。
どうして、やろうと思った?
このヘアタトゥーに興味を持ったのは上記の動画を観たのがきっかけです。
この動画に登場するアメリカ人の人気Youtuberは、昔から自分の薄毛を気にしており、今まで増毛クリームを塗ったり、サプリを飲んだりしてきたみたいですが、結局どれも効果がなかったようです。
そしていつしか自分の髪の薄さを隠すことに必死になっていることに気付きます。周りの友人たちが髪の毛をバカにしてきたわけでもなく、世の中の人が自分の髪の毛を気にしているわけでもありませんでしたが、本人自身がどうしても気になって仕方ないと強く感じるようになっていきました。
そこで、彼はついに行動を起こすことに。それがヘアタトゥー。彼は一体どんな変化を遂げるのか?!
動画の内容としてはこんなところです。すべて英語ですが、内容がすごくわかりやすいので、英語が全くわからない方でも大体の内容は理解できると思います。
僕自身、ここまで髪の毛が薄いわけでないのですが、学生時代に頭部をケガして毛が極端に薄い部分があり、丁度その部分が前頭部の分け目にあり、少し目立っていたのが昔から気になっていました。
そして、たまたまこの動画がおすすめとして出てきて、こんなすごい技術があるのかと思いすぐにネットで調べました。
すると、坊主のようなパターンだけでなく、分け目部分や小さな範囲でヘアタトゥーを入れていたり、男性だけでなく分け目が気になる女性も実際に施術をしている見て、これだったら自分もやってみたいなと思いました。
以下、実際の写真で見てもらえばわかるように髪を下していると髪が薄いのはわかりませんが、髪をかきあげると地肌が目立つのがわかると思います。
実際にやってみた。痛みは?値段は?
早速調べるとたまたま住んでいる福岡県にヘアタトゥーをやっているお店を発見し、早速予約しました。お店は完全予約制。
ちなみにお世話になったのは福岡県の大牟田市にある鳳仙彫さんです。
今回、施術してくださった女性彫り士さんはとても気さくで話しやすい方で安心しました。質問にも気軽に答えてくれるので、安心してお願いができました。
正直、ヘアタトゥーといっても結局は入れ墨→怖い人というイメージがあり、実際に現地に行くまでは少し不安でした。
お店は外国人の旦那さんと一緒に運営されているようで、旦那さんはゴリゴリにタトゥーが入っていましたが、実際話してみるとやさしい雰囲気を感じました。
九州近郊にお住まいの方で、ヘアタトゥーに興味がある方は鳳仙彫さんにお問い合わせしてみてはどうでしょうか。※ヘアタトゥーのお店が日本には少ないこともあり、九州圏外からもお客さんが来るそうです。
痛みに関しては、個人的にはカサブタをちぎるぐらいの痛みが針がささる毎にあるような感じでした。
ちなみに聞いたところによると女性の場合は処置前に麻酔を行う方が多いようです。ただ、麻酔をする場合は1時間ほど待たないといけないとのことで、僕の場合は痛みが我慢できなければ麻酔をするということでとりあえず麻酔無しでやりました。
結局は我慢できる痛みだったので、そのまま麻酔無しで最後までやってもらいました。
範囲にもよるとは思いますが、ほとんどの方が我慢できる程度の痛みかなと思います。
料金は、僕の場合は直径3センチぐらいで約5万円ほどでした。元々3万円の予定でしたが、僕が後から追加でお願いしたので、それぐらいの金額になりました。
ちなみに他のクリニックで見てみると3万~50万ぐらいが相場のようです。値段幅が広いのは範囲によって値段が大きく変わるためです。僕のように狭い範囲や分け目部分であれば3万~10万程度になるところが多いのではないでしょうか。
見た目の変化は?バレる?
写真を見てもらえればわかると思いますが、薄かった部分の地肌がかなりわかりにくくなりました。
また、至近距離で頭皮の写真を撮ってみましたが、それでもまったく不自然さはありません。美容師の方がマジマジと頭皮を見つめてもわからないんじゃないかと思うぐらいのクオリティです。
上記の拡大写真を見てわかるように、施術部は毛穴にしか見えず極めて自然な見た目になっています。
なので、元々の毛の割合に対してヘアタトゥーを入れる割合が少ない場合は他人が見て気付くことはほぼないと思います。
ただ、坊主の人の場合は髪型がずっと変わらない、もしくは時間が経つとタトゥーの部分と地毛の部分にコントラストが生まれ不自然な見た目になる可能性はあるようです。
タトゥーに関して気になること
MRIなど医療検査は大丈夫?
ヘアタトゥーで使われているインクは頭皮専用ものが販売されており、それが使用されている限り健康上の問題はないようです。
ネットでタトゥーについて検索すると
MRIの検査が受けることができない。
MRIの磁気にインクが反応して皮膚がヤケドする可能性がある。
など不安を煽る記載がありますが、どれも信憑性は高くありません。(かなり昔に使われていたタトゥー成分ではMRIの検査に支障があったとの情報はありますが、現在は改良されているようです。)
また、彫りしさんに伺ったところ今までタトゥーを入れた状態でMRIを受けて問題がなかった人をたくさん見てきたとのことなので、十分安心できるのではないでしょうか。※あくまで個人的見解です。
髪が薄くなってきたら?
ヘアタトゥーは基本的には、半永久的ですが、自分の髪の毛は必ずしもそうとは限りません。なので、ある程度髪の毛がある状態で部分的にタトゥーを入れるとその付近の脱毛が進むと不自然に毛穴のドット跡が残るので、不自然な見た目になる可能性はあるようです。
元から髪の毛がないような人の場合その点は心配ないかもしれません。僕の場合は、家系的に髪の毛が薄い人はいないので、将来的にもそこまで毛が薄くなることないと見込んだ上でヘアタトゥーを決意しました。
というわけ、今回はここまでとなります。いつもの歯列矯正の話と違いヘアタトゥーという日本ではほとんど知られていない新しいサービスを紹介してみました。
まだまだ、マイナーな技術ですが歯列矯正と同じように、これからどんどんやる人が増えていくのではないでしょうか。
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